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Live Report ライブレポート 2005

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2005.7.23
"RETURN TO NATURAL CLUB Que 夏ノ陣 2005 ~VERSUS SERIES~"
THE PRIVATES vs MIRACLE SARU


MIRACLE SARU

THE PRIVATES
開演前、関東地方を13年振りに襲った震度5強の地震の影響で、開演時間真近になっても疎らな人数しか確認できない会場内を目にして、正直心配になった気持ちが、ライブ開始の瞬間に吹っ飛んだ。なんて楽しい対決だったんだろう!先手を務めたのは、THE PRIVATESからの誘いにより出演のMIRACLE SARU。一曲目から足元が軽くなる4つ打ちリズムの上にループし縦横無人に踊るエッジの効いたギター、ただの4ピースバンドじゃないのは、足元に置かれたジャンベとコンガを見た瞬間から分かってはいたけど、そこから溢れる物は、まさに聴いたことのない音の嵐。その完成度の高さに圧倒。インストでここまで聴かせて、しかも踊れる。また、フロントに立つKAZZ氏のギターを背負ってのジャンベが素晴らしい!さらにサンバホイッスルまで鳴らされたら、もう・・・・・・なんて気持ちが覚めやらぬうちに、後手THE PRIVATESの登場。その気配を感じた瞬間から「兄貴!」と叫びたくなる気持ちが良く分かるその風格。「FREAKBEAT」から始まって怒涛の3曲、とにかくカッコイイ。自分の中からモッズ、ガレージ大好きだ精神が溢れ出し、あっと言う間に体中でビートを刻んでしまう。「今日は、スゲー地震があった。ラッキーだぜ!」の一言に、全ては今ここにあるこの激しい揺れへの前兆だったのでは?なんて思えてしまうほど。カバーを含めた全10曲、いやいや本当に楽しかったです。アンコールではKAZZ氏のジャンベも再登場し会場はさらにダンシングムードに。そこには、最高に踊れる夜が在りました。
[撮影/鈴木恵、文/武井由佳]
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