2005.7.25
大型台風7号が関東に接近中の今夜、夏ノ陣VSシリーズは10日目を迎えた。まず登場したのは、ポップでキュートな楽曲が光るdizzy sweet HA。音を出した瞬間キラキラ輝きを放つ美しい世界観が一足早い夏を感じさせる。抜群のメロディセンスを持ち、正確に刻まれるドラム、ダイナミックなベース、音色織り成すギター、スッと心に浸透する心地良いヴォーカルの融合は会場全体を優しく包む。幻想的始まり『hello』では広がってゆくCOLORが一段と眩しく、メンバーの笑顔も溢れていた。奏でる音と幾つもの巡る情景はshortfilmを観ているかのように心躍った。続く結成11周年のTIMESLIP-RENDEZVOUSは10+1CIRCUIT、ワンマンを経て新たなるスタートをQueにて刻む。『僕の車で』から始まり全身全霊のステージで4曲ほど続け、オーディエンスの気持ちを高揚させる。MCを挟み、その高揚を一瞬クールダウンさせるような波音が流れ、金吾氏がギター1本で弾き語る『BE MY WAY』が心を打つ。後半へ進むにつれ歴史の重みや深さが更に貫禄のステージで物語られ、本編ラストに『情熱の星』を!走り続けてゆくという熱いメッセージ、溢れ出る感情を懸命に詰め込んで聴き手へと届ける。与えてくれた”情熱”が胸の奥で強く鳴り響いた。鳴り止まぬ拍手にアンコールでは2曲披露!最後の最後まで素晴らしいライヴを魅せ、どこまでも目の離せない夜だった。"RETURN TO NATURAL CLUB Que 夏ノ陣 2005 ~VERSUS SERIES~" TIMESLIP-RENDEZVOUS vs dizzy sweet HA
[撮影/鈴木恵、文/清水瑠里子] ※CLUB Que WEBSITEすべてのコンテンツに使用されている画像の無断転載は禁止です。
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