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Live Report ライブレポート 2005

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2005.8.10
"高橋徹也 6th ALBUM 発売記念ワンマン「8月10日の熱」"
高橋徹也



今夏も中盤に差し掛かり、午前中に降った雨のおかげで比較的涼しくて過ごしやすかったこの日、高橋徹也6thアルバム『ある種の熱』リリースを記念したワンマンライブ、その名も「8月10日の熱」が開催された。平日にも関わらず多くのファンがCLUB Queに集結し、ライブ前に流れるジャズのSEでいつものQueがちょっと大人な色に染まっていく。ORIGINAL LOVEのバックバンドとしても活躍するベーシスト鹿島達也を筆頭に、実力、名声を兼ね備えた強力なサポートメンバーを引き連れ、白シャツ、黒ネクタイ、黒ズボンのいで立ちで登場した高橋。過ぎ去った日々を想うノスタルジーな歌詞とポップなメロディーが印象的な「BLUE SONG」で幕を開け、立て続けに曲を披露。海辺をドライブしているような感覚に陥ったのは、きっと演奏に風を感じたからだろう。Tシャツの裾が風ではためくような、そんな心地よい空気がフロア中に満ちていた。ハイクオリティなアクトと対称的なMCがまたいい。ペプシに付いてるスターウォーズフィギアにハマり、毎日同じ時間にペプシを買いにコンビニに通い、店の在庫も尽きてきた頃、高橋を気の毒に思った店員にディスプレイ用のフィギアをプレゼントされたそうだ。「絶対俺、裏でペプシって呼ばれてるよ」と嘆く姿とは裏腹に、演奏が始まった途端そんな姿は微塵も感じさせないのはさすが。「バタフライナイト」で本編終了。アンコールは「新しい世界」、そして『ある種の熱』のラストを飾る「夜のとばりで会いましょう」で「8月10日の熱」は幕を閉じた。極上ジャズサウンドで実に満腹な夜だった。
[撮影/相川健一、文/宮本貴子]
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