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Live Report ライブレポート 2005

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2005.8.26~28
"真夏のVIVA YOUNG! 3DAYS 05"
<26日>
怒髪天/スクービードゥー/かまボイラー
<27日>
LINK/LONESOME DOVE WOODROWS/The Wells/JERRY LEE PHANTOM
<28日>
24/7/ONE TRACK MIND/POMERANIANS


24/7

POMERANIANS

ONE TRACK MIND
下北の常夏の風物詩「VIVA YOUNG!」。主催は24/7の倉山直樹。そのエネルギーは留まるところを知らずに加速し続けて、ロックを浸透させる潤滑剤になっている。上辺だけ捉えると何でこんな豪華なメンツがと言われるかも知れないけど、それはビジネスではない長く深い繋がりがあるから。つまり今回は初期ビバヤング!を髣髴させるメンツということです。早速スクービードゥーが登場して煽る。黄色い声が炸裂する中、知的で洗練されたロックが跳ねまくる。かまボイラーは70'Sのハードサイケな部分を匂わせながらも、バンド名から察するように気さくで茶目っ気もあるロックを展開。今後の大金星。そして怒髪天の登場。意味深い繋がりを書き出せば一冊の本が出来るほどの面白い話もあるけど、その圧巻のパフォーマンスには過去の事なんかに浸っている暇はない。最も今を体現しているバンドとして、アレンジ、楽曲、やんちゃ度すべてを絶妙にバランスして君臨しているという感じ。そして1夜置いても会場は熱を帯びたまま、LONESOME DOVE WOODROWSの登場。8ビートとブギーを織り交ぜるR&Rならこのバンドにかなうのはいないのでは。不良度の高いリズムとエッジの効いた声から滲み出る音は永遠のロックの証だった。続くJERRY LEE PHANTOMはこの後すぐに3DAYSを控えた身ながら、倉山さんの誘いならやってやるぜと言う男意気で参加。だけど手抜き一切なしの本物は刺激満載。他に類をみない音は不動の世界感を築いている。この日のトリはあのThe Wells。バンドブーム全盛を駆け抜けた、倉山にとっても一種憧れのバンド。当然その名曲たちに涙するシチュエーションも。全体的にギミックのないロック然としていて男粋を感じる1日だった。最終日はグルーブを感じる日。管楽器があるだけでも雰囲気はがらりと変わる。POMERANIANSの最も旬な音楽の後に真打24/7が登場。以前に見た時より格段にバンドとしてグレードアップしている。抜群のグルーヴはスカとかレゲエというジャンルに興味がない人でもつい惹きつけられていく良質な物、そこに倉山のとてつもなく個性的なVoが加わり、それまでに無い音楽を提供してくれる。とにかく元気が出る3DAYSは存在感と刺激の渦を巻き起こしていた。
[撮影/相川健一、文/五大洋光一]
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