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Live Report ライブレポート 2005

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2005.9.11
"CLUB Que 11th Anniversary FES. ELEVEN ROUNDS of GROUNDS"
"ninohira☆014"
ザ・カードボードボックス/Bacon/ハックルベリーフィン


ザ・カードボードボックス

Bacon

ハックルベリーフィン
Queのお誕生日月間、3日目を飾るのは、いつもセンス溢れるイベントを行うninohira。14回目の今回も、ナイスな組み合わせで、お互いにどんな刺激見せ合ってくれるか、ワクワクだ。トップはGS大好きなザ・カードボードボックス。といっても、コテコテなGSではなく、彼らのオリジナリティと融合してクールな音となり、今までにありそうでなかった新ジャンル。しかし残念ながら、この日でkey.柳沢氏が脱退となった。その為、“柳沢祭”と言わんばかりのKey.中心に固めたセットリストと、彼に捧げられる他のメンバーの気迫に、胸が詰まる。『さよならメロディ』をはじめ、一つ一つの音をかみ締めるように、いとおしそうに紡ぎ出される音の欠片達。緊迫したライブに、体が吸い込まれるようだった。このライブが終ってしまう事が寂しくて仕方ないと思うけれど、また新にメンバー3人で歩いていって欲しい。この世界観、今後も注目すべきでしょう。続くは大阪代表Bacon。関西人の良いトコ取りの様に底抜けに明るい彼らは、見ているこっちが息切れしてないか心配になるくらい元気なステージング。Vo.&G.のコーディが「上に飛び跳ねてみませんか!?」なんて煽りを入れた『kids are allright』では、客席でも上に向かってジャンプの嵐だ。「楽しい」事が先行イメージのBaconだが、MCで「不屈の精神があったから、メンバーチェンジしても5年もやってこれた」なんてまじめな話も聞かせてくれた。どんなに逆境も乗り越えてきたから、見ている人を心底楽しませられるパワフルなライブが出来るようになったんだろうな。この一体感を大切に突き進め、Bacon!ラストはハックルベリーフィン。めっきり“トリ”をつとめる事が板についてる彼らは、お茶漬けのようにサラリと入り込んで、心を洗浄してくれるのです。SEの後にジャムりながらのスタートが、彼らの力量の深さを感じこれから始まるライブへの期待感大増量。選挙などの時事ネタMCでなごませつつも、がっつり決めるのがハックル。久々に聞いた『夕暮れの風』は、この季節にぴったりで切ないメロディがぎゅっと染込む。そして、歌で世界が変わればいいと思ってしまうあまっちょろい私には、『SING』にやたら共感してしまう。大それた“世界平和”まで行かなくても、きっとそれにつながるものが歌に、『SING』にあると信じたくなる名曲。この3人の世界に、愛を感じない人はきっといないもの。今日の3バンドに共通して言えるのは、きちんとグルーヴがあって、そこに「歌」があるという事。個人的に音楽って、伝えたい「歌」がありきだと思っているから、今夜の3組は私にとってお祭だったよ。素敵なイベントをありがとう!チームninohira★愛してます★
[撮影/岩井瑞香、文/だるまっち]
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