CLUB Que WEBSITE

Live Report ライブレポート 2005

« Back


2005.9.27
"CLUB Que 11th Anniversary FES. ELEVEN ROUNDS of GROUNDS"
キャプテンストライダム



「11周年なんて区切りが悪いですよね」とMCされてしまったけれど、そんな11周年を彩るべく、愛すべき3人組キャプテンストライダムが帰って来た。SEすらなく飾らない3人の登場は、この夜が“歌力”と“演奏力”にて装飾される事を予感させるようだった。開演前、見慣れぬセンターマイクの位置に客席はどよめきだっていたが、1曲目『ねずみのブルース』の演奏の為だと気づくと、みんな納得の様子。私も安心して怪しげな曲に体がうねる。「濃密な時間を作って行きましょう!」とVo.&G永友氏が呼びかけたが、ぶっちゃけ濃密過ぎる程熱い時間を私たちは過ごす事になるのだった。ボーカル&コーラスユニゾンが際立つ「犬の生活」に、私のハートは射抜かれた。“僕は何でも君にあげるよ”と繰り返されるフレーズには、かっこいいというよりちょっぴり情けない男像に思えて仕方ない。だからこそ、人間らしい不器用さに、愛おしさが漂うのかな。中盤~後半にかけては、新曲が多々披露された。キャプスト王道ともいえるグルーヴ溢れたひねくれポップナンバや、アップテンポなダンスナンバーなど幅広い種類の楽曲が飛び出し、2ndアルバム、そして今後の彼らの力量に期待せずにはいられないのだ。本編ラストは10/19リリースの軽快な『キミトベ』。カタカナにすると呪文のようで、そのナイスセンスが何だかうらやましい。会場もその効力にかかったのか、拳が上がり一体感に溢れる。更にアンコールでは元祖『マウンテン・ア・ゴーゴー』が披露され、久しぶりに聞く元祖バージョンなだけに、会場のテンションは最高潮!みんなこの山が大好きなのだな、もちろん私もですが。どこにでも居そうな気取らない兄貴たちなのに、そこから繰り出される一粒ずつの音達は確実に煌いて歩き出す。ズバリ最初の予感は的中だ。いやぁ、キャプテンストライダムってホンット良いバンドですねぇ。最後に今宵盛り上がった永友氏仕込みのおまじないを、皆様にも伝授しましょう。声を揃えて、せ~の!“肉団子~~!!”
[撮影/岩井瑞香、文/だるまっち]
※CLUB Que WEBSITEすべてのコンテンツに使用されている画像の無断転載は禁止です。

MENU

WWW このサイト内
Copyright © CLUB Que SHIMOKITAZAWA All rights reserved.