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Live Report ライブレポート 2005

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2005.9.29
"CLUB Que 11th Anniversary FES. ELEVEN ROUNDS of GROUNDS"
"RUNNING MAN"
曽我部恵一/bonobos


bonobos

曽我部恵一
溢れんばかりの人で埋め尽くされたこの日。まずはbonobos。軽やかなリズムと伸びやかな歌。歌うその“太陽”も彼の目には見えているのだろう。『午前の光』の美しいコーラスから、パーティーのカウントが始まる。ミラーボールが回り出せば、虹色のライトが彼らを照らして、「踊れ!踊るんや!!」蔡の一言で、さぁ始めよう!『今夜はGroove me』、楽しい夜を。一人一人の身体の揺れが連なって、大きな幸せを生む。しっとりと聴かせる歌も挟みながら、ラストは『THANK YOU FOR THE MUSIC』。何でもない日常に、私たちと同じ目線でのミュージック。それはきっと多くの人の夢が詰まったものなのだろう。対するはトランペットとサックスを交えたバンドセットでの曽我部恵一。「OK!C'mon!!」この一言で、現実も抱えてるものも全て吹き飛ばす。ステージから向かってくるパワーが別世界へ連れていく。『シモーヌ』そのメロディーこそが愛。音と音の隙間から溢れてくるもの、それが愛。この人の大きさを改めて思い知る。そして言葉を確かめるようにして始まったのは『浜辺』。“夜を越えて”繰り返されるフレーズに酔い、辿り着くのは静かな海。それでもなお、争いや戦いの耐えない2005年初秋に聞く『ギター』は、みんなの胸にどんな風に響いたのだろう。だからこそ“Everithing gonna be alright”呪文のように祈るように歌う。最後は『Stars』。瑞々しさと生命感で空間全てがキラキラに光る。そしてこの身体に流れる血のあたたかさをしっかりと感じて、素敵な夜は更けていった。
[撮影/相川健一、文/コヤマヒロミ]
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