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Live Report ライブレポート 2005

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2005.10.10
"CLUB Que 11th Anniversary FES. ELEVEN ROUNDS of GROUNDS"
DUSK/ザ・ジェッジジョンソン/Sound Schedule


DUSK

ザ・ジェッジジョンソン

Sound Schedule
CLUB Que 11周年イヴェント「ELEVEN ROUNDS of GROUNDS」もいよいよ最終日。場内はたくさんのお客さんで賑わっている。トリを飾るのはザ・ジェッジジョンソン、DUSK、Sound Scheduleというバラバラの色を持つ3組だ。ステージではPCのリンゴマークが白く光っている。ということは、トップはザ・ジェッジジョンソン。サンプラーとヴォコーダーを駆使し、そこに生音を融合させた音楽は近未来的な空気を流出する。天才少年博士みたいな風貌のVo.藤戸じゅにあが醸し出す雰囲気も大きく作用していると思うけれど。無機質な様でいて、でも、しっかり体温を感じる。このバンドの周りには不思議な空間が出来上がっていた。2番手DUSKは"ROBERT DE NIRO"のイントロがバーン! と鳴ると同時にジョウミチヲが飛び出してくるという、意表をついた始まり方をした。そしてDUSKファンにはお馴染のキレたパフォーマンスでいきなり観客を驚かす。2曲目からは一転、静かに、だけど身体の奥の奥の方から気持ちが沸いてくるDUSKワールドへ。このバンドはいつだって、ダイヴやモッシュをするだけがライヴの盛り上がりではないことを教えてくれるのだ。ラストのSound Scheduleが出てくるとガラっと会場の温度が変わった。今日、唯一のこぶし突き上げる系。若い! 元気! というパワーでぐいぐいライヴを引っ張る。全員に手拍子を要求したりして、一体感をつくりあげるのも上手い。なんだか、無条件に楽しい気持ちになってくる。歌っているほうも常にいい顔してるから、それが伝染したのかもしれない。11周年イヴェントを締めくくったのは、彼らが創りだした新しい風だった。
[撮影/相川健一、文/輪千希美]
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