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Live Report ライブレポート 2005

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2005.11.12・13
"パトロールツアー2005 ~秋の巡回~"
ザ・カスタネッツ -2DAYS-




ザ・カスタネッツのライヴに行くときはいつも、元気と笑顔をもらいたくて会場に足を運んでいる。「パトロールツアー2005~秋の巡回ワンマン~」最終日。1曲目の"フィクション"から、体をいっぱいに使って歌うVo.牧野元はこっちの期待以上のものを投げ掛けてくれる。ツアーのラストスパートといわんばかりにスピード感溢れる選曲。しかし、ただ突っ走るだけではなく、途中、客席にガシャポンを投げ入れるシーンがあったりと、和ませムードも忘れていない。会場全体が暖かく安心で、居心地がいいのはやっぱりそこにいるのがカスタネッツだからだ。"気分屋さん"では、ファンにはすっかりお馴染になった振りで盛り上がり、続く"リッパ"でも「R・I・PPA!」の振り付け指導が。こういう時はもう文句なく楽しい。みんなの笑顔が自然と大きくなっていた。楽しい時間はあっという間に過ぎ、本編最後の曲になった。今までの冗談まじりのMCとは一転、真剣な眼差しで「ありがとう」と言ってから始まった"Through"。今出せる力と声の限りに歌われたこの歌に思わず鳥肌がたった。元気と笑顔だけでなく、力までもらった瞬間だった。2回目のアンコール、最初は牧野さんとG.小宮山さんふたりだけという珍しい形で始まった。2曲目の"変りゆくいまよ"の途中からメンバー全員がステージへ。再び4つの音がひとつになって会場中を包みこんだ。「観てよかった。ありがとう!」と心から言えるライヴだった。またすぐにザ・カスタネッツに会いたくなった。
[撮影/平沼久奈、文/輪千希美]
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