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Live Report ライブレポート 2006

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2006.2.7
"SONS PLAY THE SOUND OF SANDS vol.1"
barbi/FREEASY BEATS/旭荘201


barbi

FREEASY BEATS

旭荘201
まずは旭荘201。軽快なリズムで「下北沢に旭荘201がやってきましたー」と町から街へと旅するバンドのような、明るさと懐かしさで包み込む。それなのに、彼らの歌を聴いてるとなんだか泣きたくなってしまう。それは倉谷の歌にグッと力が入る時、そこに心の葛藤や悲しみが浮かび上がるからだと思う。そしてその奥には光がある。決して大きくはないけど、強い光。だから、またこの音を聴きたいと見る度に思うのだ。2番手に登場したのはFREEASY BEATS 。アッパーなサウンドでガラッと空気を変える。とにかくそのカラフルでキャッチーな楽曲の完成度の高さに驚く。そして兄弟ならではの歌の絡みあいと息の合ったパフォーマンスに、お客さんも一緒に歌ったり手を挙げたりして楽しそう。バンド名の由来でもある、FREEでEASYにという彼らのスタンスがよく分かるハッピーなライブだった。トリを飾るのは、barbi。血の流れてる音がして、一気に引きずり込まれる。言葉にも魂がきちんとあることを感じさせる。ojiとEguchiの二人の歌は月と太陽、心と身体、真逆のアプローチでありながら、どちらもがbarbiの音となっている。闇の中を闊歩するようなリズムに乗って、伸びやかに表現する姿に会場が魅了された。三者三様、全く色は違うけれど、ブルース、カントリー、レゲエ、ヒップホップ…一癖ある音楽を自分達らしく昇華しているバンドばかりの多彩な夜だった。
[撮影/NAKKIE、文/コヤマヒロミ]
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