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2006.3.5
HIGH LINE NIGHT vol.Queは宇宙旅行のようだった。DJを務めるhare-brained unity和田氏が「酒は必需品」と言い残し、離陸担当seagll meets the sunn号が赤いライトにベースの効いたSEで登場。スネアの締まった音と澄んだ冬のようなメロに甘い声がのる「モノクローム」。まふっとしたベッドに沈んでくような優しい唄「水面」。「通りすがり」だけど良い旅だったと伝えたい。そして余韻を残させるDJ吉田氏のfishmans。憎いchoice。なんてムードを叩き壊すsiren音で登場ANA号。album「CYPRESS」から「血湧き肉踊る」を奏で出す。胸撃たれるとはこの事。空気もANAの座席に早変わり。「AMARI」でトラブルがありつつも「今始まると思ったやろ？」と笑いに変えた大久保氏。新曲「SLOW」も期待以上。浮遊感と躍動感を持つ彼らはETの名シーンのよう月へと誘う。今後も楽しみな3Pバンドだ。次にシリアス飛行AUTA号。ハイハットが刻まれミラーボールが踊り出す。ブラックホールを冒険するような「A-style」。バスドラが鼓動を強め、未発見の星に降り立ったような「KAPIPARA」。最後warpをして僕らを降ろした。そして着陸担当mule号。松任谷由実のSEに笑い充満。と思い気や、カンフーチックなintroをかき鳴らし小惑星にぶつかりそうな演奏を魅せた「バナナフィッシュにさよならを」。しかし「白線」では切なさを漂わせた。そしてpilot4組、サブパイロット2名の旅は終えた。さて次の旅行はどこにしよう。"HIGH LINE NIGHT 2006 vol.Que" mule／ANA／AUTA／seagull meets the sunn DJ＞和田大樹（hare-brained unity）／吉田34（CLUB Que）
［撮影／鈴木恵、文／田嶋秀子］ ※CLUB Que WEBSITEすべてのコンテンツに使用されている画像の無断転載は禁止です。
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