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Live Report ライブレポート 2006

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2006.3.16
"THE IDEAL ROCKING TODAY"
NOWHERE[塚本晃(vo.g)、三輪雅也(b/vo)、伊藤孝喜(dr)]/近藤智洋BAND
赤丸[赤松クニユキ(サンダルバッヂ)、丸尾和正(Clingon)]


NOWHERE

近藤智洋BAND

赤丸
“THE IDEAL ROCK TODAY”と題された今夜のイベントは、まさにその名に相応しく、タイプの違う3組が理想的なロックを鳴らしてくれた。最初に登場したのは、赤松クニユキ(サンダルバッヂ)+丸尾和正(Clingon)のユニット= 赤丸!VJが映し出す映像と共に、心をぎゅっと掴むギターのメロディと、優しく響くドラム、圧倒的な歌声が重なって、濃密な空間が作り上げられてゆく。最後は赤松が「皆と糸が繋がるといいなと思って作った」という曲“糸”が演奏され、あたたかい雰囲気を残して2人はステージを降りた。続いては近藤智洋BAND!ポップ/メロウ/バラードあり、ポエトリーリーディング調の曲もありと、幅広い音を聴かせてくれた彼ら。近藤がギターをキーボードに持ち替えたラストナンバーでは、「下北沢ダンスカーニバル、OK?」という近藤の掛け声に応じて踊るフロア!6月に発売予定というアルバムへの期待をしっかり抱かせてくれるステージだった。 最後は塚本晃の新バンド=NOWHERE!塚本が「デビューライヴという新しい船出に相応しい天気(笑)」と今夜の雨を皮肉るMCで笑わせてくれる。「バンドになったからって全然変わってなくてすみません」と語っていたが、相変わらず円熟したロックを鳴らした彼ら。5/24にリリースされるというアルバムも楽しみな限りである。空模様は生憎の雨だったが、そんな雨の音すら心地よい響きに変えてしまうような心地よいロックに包まれた今夜だった。
[撮影/樋口知佳、文/前田奈央]
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