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Live Report ライブレポート 2006

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2006.4.10
"Meeting Place Vol.2"
hurdy gurdy



今日はQueで初のhurdy gurdyワンマン。しかもスタンディングワンマンはhurdy gurdyとしても初。そして初めて聴かせる曲も盛りだくさん、という初めてづくしのライヴになった。外は雨がぱらついていたけれど、会場内は「汗かくぞ!」という熱気で満ちあふれている。5分押しで出てきたメンバーも、もちろんそのつもり。初っぱなからガチっとしたバンドサウンドを鳴らしてくる。個人的にはバンドスタイルのhurdy gurdyを観るのは昨年末以来で、その時と 比べると断然バンド感が増していて、その進化っぷりにうれしい驚きを感じてしまった。サラサラと砂が流れていくようなメロディとバンドのザラッとした感触が合わさって、初めて聴く曲が多いのに非常に気持ち良くなってくる。前半は弾き語りのhurdy gurdyを踏襲するようなペース。しかし、「新曲やります!」から始まった後半は100%バンドサウンドになった。「タテノリだから(笑)」といっていたのもあながち冗談ではなく、ジャンプしながら、頭を振りながらギターを鳴らす木村世治の姿があった。楽しい時間はあっという間に過ぎて「ありがとう! hurdy gurdyでした!」の言葉とともにメンバー4人はス テージから去っていった。それにしても終わるの早くないか…? という気持ちでアンコール。それに応えて出てきた木村さんは、衣装も変えて、アコギを持ち、今度はひとりでステージに立った。アンコール、というより第2部の開始。その場の気分で曲を選んで歌っていくラフな構成がhurdy gurdyの原点のような感じがして、歌の一粒一粒が真っすぐに身体 に入ってきた。ラストは"もっと もっと"。さりげなく前向きな言葉が並ぶこの歌は、ライヴが終わった後もずっと自分の中のどこかで流れていた。
[撮影/西原勝哉、文/輪千希美]
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