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2006.6.1
鶴はなぜアフロのヅラをかぶっているのか? と、言っても動物の鶴ではなく、今日の1番手のバンドの方の話しなのだけれど。今年の2月にQue初登場したときより、演奏もお客さんのつかみ方も数段パワーアップしている。"ダイナマイツ勘違い"は1回聞いたらすぐにフレーズを覚えてしまうくらいの名曲だし、他にも思わずホロッとしてしまう曲が揃っている。聴けば聴くほど「なぜヅラ…?」という疑問が湧いてくる。見た目といろんな振り付けで楽しませてくれるのも彼らの魅力だけれど、楽曲だけでも十分勝負できるのでは? そのギャップが鶴の見せ所なのかもしれないけれど。2組目のビアンコネロはアコギ3人＋ピアニカ1人のヴォーカルグループ。失礼ながら初めましてだったので、最初の2曲ほどは「おしゃれなコーラス系。自然に手拍子が起こるところが素敵」くらいに思っていた。でも…、ライヴが進んでいくと、1人すごいテンションでしゃべりまくる人がいる。ピアニカをもっていたけんぢだ。ファンの間ではお約束なのだろうか? 驚くこともなく、みな暖かい目で見守っている。ビアンコネロはおしゃれに見えて、実は笑いの要素も持っていた。今日はそういうギャップを楽しむイヴェントのようだ。ということは、最後のcafelonも…? 不思議な風合いのキーボードが鳴って、おもちゃ箱をひっくり返したみたいなcafelonワールドが広がると「あ、cafelonはcafelonなんだ」とちょっとひと安心。しかし! やっぱりこのままでは終わらなかった。シュンスケくんがライヴではほぼ初というギターで演奏! 新アレンジの"名前のない風景"では、いろんな意味ですごいギターソロも飛び出し、やんやの喝采。これが許されるのがcafelonなんだよなぁ。今日は最後までやっぱり一筋縄ではいかないイヴェントだった。"RUNNING MAN" cafelon／ビアンコネロ／鶴
［撮影／佐久間公太郎、文／輪千希美］ ※CLUB Que WEBSITEすべてのコンテンツに使用されている画像の無断転載は禁止です。
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