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Live Report ライブレポート 2006

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2006.7.13
"RETURN TO NATURAL CLUB Que 夏ノ陣 2006"
ハンサム兄弟 vs プロペラ


ハンサム兄弟

プロペラ
半月に亘って繰り広げられる夏ノ陣シリーズの記念すべき初日。先攻は、ハンサム兄弟。Voハンヂの強面な容貌とは裏腹に、心地よい歌声の響くメッセージソングが「ココロコロコロ」を皮切りに次々と披露されていく。時折、曲の途中で観客に向かってやさしく「怖くないよ」と語りかける姿にはかわいらしさまで感じられる。中盤では、トランペットでジャズを演奏。前日に行われたQue二位店長の結婚式、さらに自身の結婚をも祝福し、結婚行進曲が披露された。まるで歌っているかのように響くトランペットの音色が印象的だ。ラスト2曲は、「サクラ」と「サイボーグ」、特に「サイボーグ」の歌詞に感動した。後攻は、プロペラ。各メンバーの個性的なパフォーマンスが不思議な空間を作り出し、まるで演劇を見ているような感覚に陥る。「I LOVE ME」と「少年と犬」で始まり、一気に会場をプロペラ色に染めていく。裕太郎のMCにおいても二位店長の結婚式の話題が出た。先ほどのハンサム兄弟といい、両バンドともに披露宴をとても楽しんだとの事、彼らの語りぶりからもその盛り上がりと感動が伝わってきた。また、裕太郎が尊敬する忌野清志郎氏が、喉頭がんであることを発表したことで、いくつかの清志郎ソングが披露された。陰ながら彼の闘病生活を応援し、皆で復帰を祈った。そして後半は、「F」「YESとNO」、鳴り止まない拍手に2度のアンコールが行われ、夏ノ陣初日は幕を閉じた。いくつかの出来事が重なった今回は、関わった人、参加した人すべての人々にとって思い出深い一日となったに違いない。
[撮影/西原勝哉、文/松下恵子]
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