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Live Report ライブレポート 2006

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2006.7.14
"RETURN TO NATURAL CLUB Que 夏ノ陣 2006"
POMERANIANS vs the ARROWS


POMERANIANS

the ARROWS
6月中はスタジオで新曲制作や練習に明け暮れていたというPOMERANIANS。記念すべき引きこもり脱却第一弾ライヴは「始まりはここから」で勢い良くスタート。引きこもり期間中に出来たという新曲の中から「ブルービートにやられて」を披露。軽快な裏打ちサウンドででゆったり踊れるというイメージが強いポメであるが、新曲は疾走感あるビートとロック色の強いギタープレイが印象的。「ポポポポポメラニアンズ!」のコール&レスポンスでお馴染みの「ロックンロールスター」から「夜明けまで」の流れに、最初はどこか大人しかったオーディエンスも沸きに沸く。ステージとフロアの距離が徐々に縮まっていく様をみると、音楽の素晴らしさを改めて実感すると共に、なんだか無性に嬉しくて顔がほころんでしまう。なもんで、今日もほころびっぱなし。そして7月12日にニューアルバム『ARROW HELLO WONDERFUL WORLD』をリリースしたばかりのthe ARROWSが登場。会場内が歓声で色めき立ち、演奏が始まると、たちまちライブハウスがダンスホールと化す。the ARROWSの音楽は、車の窓をすり抜けていく夏の夜の景色に似て いると思う。まばゆい楽しさの中にも、どこか物悲しい郷愁を感じさせるからだろうか。白シャツにスーツを身にまとったボーカル坂井は自らが音の一部となっているかの如く踊りまくる。あの姿は一度見たら忘れることは不可能。そんな坂井につられて会場(自分含む)も踊りに踊って、サンバのリズムを基調とした「プレイボーイは憂いボーイ」ではダンスフロアから一転して浅草サンバカーニヴァル化。熱気を帯びたまま本編終了。アンコールの「大脱走~虹色のアーチ~」で本イベントは幕を閉じた。外に出ると、いつも不快な生ぬるい風が、少しだけ心地よく感じた。踊り過ぎて噴き出した汗を乾かしてくれたからだろうか。
[撮影/平沼久奈、文/宮本貴子]
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