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Live Report ライブレポート 2006

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2006.7.18
"RETURN TO NATURAL CLUB Que 夏ノ陣 2006"
オトナモード vs ANATAKIKOU


オトナモード

ANATAKIKOU
雨が降り注ぐ外から傘を畳んでちょっと地下に入れば、もうそこからは天変地異。雨も降れば、雲の隙間からとぼけたように朝日も出る。眩しい太陽が夕日に変われば、見つめる先はみんな一つ。さぁそこは夏ノ陣!!今日も開幕。まだあどけない顔と優しい吐息混じりの声でしっとりとオトナモードな風が吹いた。春と初夏が混合するような曲々。何十層も重なり合ったような綺麗な旋律。一日一日の出来事みたいに喋るように唄い、力強く言葉を聴かせる一言一言。まるで夜の朝日を見たような気持ちになった。出来たばかりのアルバムの事を秘密を打ち明ける子供みたいに終始嬉しそうに語っている。きっと「小さな旅」で彼等は「憧れの花」を見つけたのだろう。温もりのあるステージだった。そして一度聴いたら頭にこびり付いて忘れられない曲の展開が癖になるANATAKIKOU。四方八方から来るようなコーラスと実況中継のような留まることのない三人のMC。誰が来ても初めましてはないLIVE。それが「これ、俺ら」らしい。どっか懐かしい気分にさせるのは、昭和レトロな柔らかい感じだろうか。「じゃんけんで勝てば安くする」物販をも観客を虜にさせるのか…おみそれしました、の一言だった。唄ったら唄ったで心が群がる…さぁさぁ僕と一緒にこの心地良い音楽を、無邪気な心を持って、オトナモードでANATAKIKOUよ。
[撮影/新泉由香里/小林由季、文/田嶋秀子]
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