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Live Report ライブレポート 2006

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2006.7.22
"RETURN TO NATURAL CLUB Que 夏ノ陣 2006"
"Sampling 卒業ワンマン Party!!"
サンプリングサン


サンプリングサンが解散?いまだに信じられない気持ちでいっぱいだけれど…。この日Queで観たライヴは、最後というには惜しい、素晴らしいものだった。仰げば尊しが会場に流れる…そう、今日の解散ワンマンライヴは「Sampling 卒業ワンマン Party!!」というタイトルなだけに卒業式風に演出がなされているのだ。しんみりしちゃうかな?なんて予想を裏切る楽しい演出に思わずにんまり。在校生からの祝辞としてゆかりの深いアーティストの方々からのメッセージが読まれたり、卒業証書授与として、卒業証書を読み上げてメンバーが登場するという、なんとも愉快な解散ライヴ、いや卒業ライヴの幕開け!矢野さんが「いつも通り最高のライヴをしますよ!」と言うと、「マリアンナ」から始まり、会場を一気にマジカルなポップの渦に巻き込んでいった。感極まるような瞬間もあったけれど、やっぱり今日もずっと笑顔でいれるライヴだった。懐かしい曲も盛り沢山なセットリスト。中でも印象的だったのは、デモテープにしか入っていないという封印していた曲、「カエル二世」。田鹿さんがハンドマイク!そして最前のお客さんと次々に握手!こんな田鹿さんを見るのは最初で最後なのでは。「騒音天国」「Love & Rhythm」とガンガンに盛り上げて本編は終了。アンコールのラストはやっぱり「ヒューリ」。個人的な話だけれど、高校生の時に「ヒューリ」を聴いてサンサンを好きになった、その頃の記憶が蘇ってきた。田鹿さんも言っていたけれど、「みんなサンサンと一緒に大人になった」のだと思う。この日Queにいたどの人もそれぞれひとりひとり違った思い入れがあって、サンプリングサンというバンドが、10年程の歴史の間にわたしたちに教えてくれたもの、みせてくれた世界は大きかったと思う。客席みんなが手をあげて、飛び跳ねたこの一瞬の情景を私はしっかり目に焼きつけようと思った。もうこの4人のライヴが見れるのは最後なのか、と思うととても残念だけれど…。今日はあくまで卒業で、これからがスタートだから、期待してます!たくさんたくさんありがとう、サンプリングサン!!
[撮影/西原勝哉、文/長谷川彩子]
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