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Live Report ライブレポート 2006

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2006.10.2
"CLUB Que 12th ANNIVERSARY [EACH TWELVE CONSTELLATIONS]"
ザ・カスタネッツ/the ARROWS


ザ・カスタネッツ

the ARROWS
小雨降る今夜の先手は、the ARROWS。雨にもマケズやって来た観客が「イエスタデイワンスモアーズ」が始まると同時にぎゅうぎゅう詰めのフロアを踊る踊る。そんなみんなの顔を見ていると、このとっても洒落た名古屋のバンドが放つ音楽は、人々の心を幸せにするんだなぁーと感じられて、自分も嬉しくなってくる。5曲目に新曲「マストピープル」「五階の部屋」が披露され、さらに後半に入ってくると外の湿気はどこへやら。彼らのカラッとしたさわやかな雰囲気が会場全体を包みこんでいった。まるで晴れた日に川原で箱を空けたらthe ARROWS が聞こえてきた!みたいな気分だった。惜しまれつつラストは「ロックンロールダンシングガール」。歌って踊れて心から楽しめるライブを体感できるバンドだった。後手は、ザ・カスタネッツ。面白かったのは、MCで「日ペンの美子ちゃん」というすっかり忘れ去られていたキャラクターをみんなの中に一瞬にして呼び戻した牧野元さんの驚くべき記憶力だった。「From Scooter to Scooter」からの3曲で気分が盛り上がってきたところで、「あどけない話」が何となく横揺れな感じ、そして中盤・後半で辺りで完全にカスタ・ペースに酔いしれ、アンコールの「一日中空を見てた」「Trough」で歌詞が心深くに響き、感慨に更ける…先手・後手それぞれの個性に酔いしれた、夜長な秋の始まりだった。
[撮影/平沼久奈、文/松下恵子]
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