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Live Report ライブレポート 2007

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2007.1.24
"talk to you vol.02"
talk to me[矢野仁志(Vo.G)/曽根巧(G.cho)/ハル(B.cho)/山田ススム(Dr.cho)]
Charlie Brown and Baseball Team
[Charls Ishii III世(Vo)/HISASHI THE KID(G)/Kazaa-Man(Maby G)/ NakamaTeano(B) DRAGON CHANG/EVIL ELVIS/NOSE BOY/BIG BOY(Dr)/etc.]
aeronauts


talk to me

aeronauts

Charlie Brown and Baseball Team
talk to meが主催する"talk to you vol.2"。集まった3バンドそれぞれが、「音楽」というツールを使って、ステージ上、客席ともに"talk"しあう、血の通ったイヴェントだった。1番手のaeronautsは特別目立ったMCもなく、どこまでも音だけで勝負。ライヴが進めば進むほど鋭利になっていくサウンドと、G.森川、Ba.池本の挑発的なステージングで言葉はなくとも、しっかり客席と交流しあっていた。触れたら切られそうなほどとんがったライヴなのに、飛び込んでいけば受け入れてくれる大きさがある。aeronautsはそんなバンドなのだ。2番手は下北界隈のロック・ギャングが集まってできたCharie Brown and Baseball Teamが会場中を引っかき回す。aeronautsの"不動"ともいえるライヴとは対照的に、こちらは自由奔放、規則なんて知らないぜ~! な世界がウリ。このバンドのおもしろいところは、観るたびアメーバみたいに形が変わっているところだ。中心がCharls IshiiⅢ世なことに変わりはないのだが、その座を虎視眈々と狙う人物が毎回いるような…。そんなドキドキ感から、目が離せなくなる。最後には、楽器も持たずひたすらステージの片隅に佇んでいたメンバー、アルパッチーノが旗を降り「CB&BT Tシャツ2000円 資金源 買え!」と書かれた段ボールを掲げて立ち去っていった。このためだけにステージに立ってたんかい! アナタは!! こんなのが許されるのって、ロック界広しといえど、Charlie Brown and Baseball Teamだけなのでは? ラストに登場したのは主催者talk to me。元サンプリングサン、サザンハリケーンといったメンバーでなるこのバンドが奏でるのは骨太ポップ。自主イヴェントごとに発売する予定というEPは「ライヴで再現できる曲だけを収録した」という。まだ結成して日は浅いが、音源からもステージングからも、ライヴバンドとして走っていくのだというヴィジョンがはっきりと見える。その潔さが気持ち良くて、思わず好きになってしまう。アンコールでまんまとCharlie Brown and Baseball Teamにステージをジャックされてしまう人の良さにも惹かれて、もっともっと彼らと"talk"したくなった。
[撮影/鈴木恵、文/輪千希美]
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