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Live Report ライブレポート 2007

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2007.2.17
"Roots is One ~歌うギタリスト達の宴~"
青山陽一/鈴木茂/田中拡邦


青山陽一

鈴木茂

田中拡邦
ステージを眺めていると、楽器のある家に遊びに来たみたいに思えてきた。今日は青山陽一さん主催の宴、競演はMAMARAID RAGの田中拡邦さんと元はっぴいえんどの鈴木茂さん。前半と後半の二部は、青山さんと田中さんで宴を進行。二人の声はタイプこそ違えど、とても気持ち良くまぁるくなって流れてきた。オルガンが雰囲気に合っていてほっこり感を増す。そして鈴木さんの登場。鈴木さんの歌っていなかった曲「抱きしめたい」から開始。田中さんはベースにチェンジ(さっきまでベースはいなかった)。ステージ上の鈴木さんはキラキラしていて目が離せなかった。客席にははっぴいえんど時代からのファンもいそう、みんなは笑顔でキラキラしていた。そして青山さんは大体においてニコニコしていて、田中さんはすっきり寡黙に演奏していた。はっぴいえんどの曲は何年も前のものだけど、全く色褪せていない。今の青山さんや田中さんの曲と同じくらい現在の景色が目に浮かぶ。時代は変わっても(大袈裟?)ロックは変わらないって、どっかで聞いたような台詞だけど感じた。音楽(楽器)をしている事で同じステージに立つ機会があって、同じ空間をそれぞれの時代の人が共有できるのって良いなぁと思う。また、それを観ることのできる客席にいる自分たちも幸運なのだなと感じた。 その場にいた人達、全員が満足した宴であったと思う。歌うギタリストはたくさんいるけど、今日の集まりはとても良い空気間をだしていた。これからの青山さんの色んな企て(音楽の)を楽しみに思う夜だった。
[撮影/鈴木恵、文/藤井美奈]
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