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Live Report ライブレポート 2007

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2007.3.8
"CONDOR44「Good Bye 44th music」発売記念ライヴ ~44th NIGHT ONEMAN LIVE~"
CONDOR44


4年ぶりにリリースしたアルバム『Good Bye 44th music』を引っさげてのCONDOR44ワンマンライヴ。開演前、大仏ブラザーズのクールなDJにのせて、場内の期待がどんどん膨らんでくるのが目に見えるようだった。はちきれそうな観客の気持ちの中、ほぼ定刻通りにメンバーが現れ、"Good night 44th music"で「44th Night Vol.7」は幕を開けた。彼らの世界の作り方はすごい。ひきつけられる、という言葉がぴったりくるだろうか。熱さの中にある冷たさに気持ちを揺さぶられて、一瞬たりとも気が抜けない。1曲目から、頭のてっぺんからつま先までCONDOR44の音楽にどっぷりはまってしまった。SasakiとChikakoの流れるように移り変わるツインヴォーカルはいうまでもなく自然。アコースティックの曲があったり、ゲストでチェロやギター、ピアノがはいりステージ上の人がくるくると入れ替わっても、世界が出来上がっているからぶれることがない。後半にアッパーチューンを持ってくる展開には、観客を煽らなくても自然と盛り上がっていく力があった。本編最後の"Winter"はゲストミュージシャンの3人も参加してオールスターでの演奏。参加してくれたミュージシャンと集まってくれた人たちへの感謝の思いが見えた時だった。アンコールはファンからのリクエストの多かったという"00203"と"十月"。最後まで熱くて冷たい自分たちのアイデンティティを保ちながら、でもファンへの感謝は忘れない。いいワンマンを観た。
[撮影/平沼久奈、文/輪千希美]
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