2007.4.25
二人でいい。いや、この二人だけがいい。リトルキヨシトミニマム!gnk!はG.VoのキヨシとDr.Choの!gnk! (ゲンキ)のベースレスの二人編成なんだけど、三人や四人では決して出せないこの二人だからこそ出せる独特の世界観が彼らにはあった。この日は先月に1stアルバム「ウワサ」を発売したばかりのリトルキヨシトミニマム!gnk!のCLUB Queでの初ワンマン。観客で埋め尽くされたフロアーの灯りがしだいに薄暗くなると、すぐに期待の声がステージへと向けられた。しばらくしてステージ上の微かな光の中に静かにキヨシは登場し、ゆっくりとうねるようにギターを鳴らす。少し時間を置いて!gnk!が登場してカウントを始めドラムを叩く。そして突如ステージ上は眩しいくらいの光に包まれついに開演した。1曲目からこんなにも胸を熱くさせる人たちは他にいるのだろうか。キヨシの柔らかく少し擦れた温かみのある声と!gnk!の力強く心揺さぶる一音一音が、人と人の間にある垣根をぶっ壊して一気に会場を一体とした。どこか懐かしく親しみやすい彼らのサウンドはとても人間くさく、観客の一人一人へと一曲一曲が染み込んでいくのが観客の表情から読み取れた。ライブ終了後にはその染みこんだものがそれぞれの観客の中に残り、それがまた次回に彼らと会えるのを楽しみにしてしまうものとなっていた。熱いライブを本当にありがとう。"リトルキヨシトミニマム!gnk! ONE-MAN SHOW!~「ウワサ」Release Party!~" リトルキヨシトミニマム!gnk! [撮影/サヤカ、文/石田大輔] ※CLUB Que WEBSITEすべてのコンテンツに使用されている画像の無断転載は禁止です。
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