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Live Report ライブレポート 2007

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2007.4.30
"talk to you vol.03"
talk to me/鶴/Bacon
DJ>如月タクミ(Magic in your eyes)


talk to me


Bacon
talk to meによる企画第3弾。フロアから笑い混じりのざわめきが起き、ワクワクしながら薄暗いステージを凝視していると、ライト・アップと共にBaconが現れた。Vo.コウドが「アァァ!」と雄叫びを上げ会場を煽り、曲中も随所に吠えまくる。一見するとフロアの人々を睨みつけているかのような仕草だが、その瞳はキラキラしていて実に温かみがある。そんなステージから発信されるのは、キャッチーだけど骨太なロック。それは「楽しむことが最高の反抗」という彼らの思想に裏付けされているかのようであった。続いてはアフロ&メガネのお馴染みスタイルで登場した鶴。ファンキーな出で立ちで、ディスコ・ブームを懐古させるダンス・チューンや大人の雰囲気溢れるブルース調ロックを演奏し、ちょっとしたタイム ・トリップ気分に。それでもけして古臭くならないのが鶴流である。観客に鶴ポーズを強要し(笑)、テンポの良いトークでは常に大爆笑を誘う。MCで思い切り笑った後で、バラード曲を聴いて涙が頬を伝った。そして本日の主催者talk to me。まずはDr.山田が登場し、本日の出演者に感謝の意を述べる。和やかなムードの中、他のメンバーが続々登場し、すぐさま演奏開始。この日発売のシングルの曲も織り交ぜ、極上のロックンロールを掻き鳴らす。MC中は4人の持つ雰囲気がバラバラなのに、演奏が始まると凄まじい一体感を発揮するのに驚いた。アンコールではVo.矢野が「本当は寂しい感じで別れるつもりだった」と照れくさそうに話す。何だか恋人同士の会話みたいで、こちらも少し照れてしまった。ライブを全編を通して、これほどまでに感情が刺激されたのは久しぶりである。そこには泣き笑いが繰り返される自分の日常が凝縮されていたのだ。ロックのライブにロジックはいらない。感情と感情の対話なのだから。
[撮影/小川舞、文/工藤涼子]
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