2007.6.16
現在、ニューアルバムを製作中で発売が待たれる東京ローカル・ホンク。今日は彼らの今年初めてのワンマン・ライブ。18時半を少し過ぎてから気合十分!というよりは、のそのそと登場したメンバーは「じゃあ、はじめま~す」と、「ハイウェイソング」、「お手紙」を続けて演奏。まるで六月の梅雨を吹っ飛ばしてくれるカラッとした快晴のような空気が会場いっぱいに広がる。フワフワと現れてはドッシリとそこに鎮座していくリズムたちに自然と身体はウズウズ乗り始める。彼らの歌はメンバーの突き抜けた声のハーモニーが非常に気持ちが良い。ブレることがないメロディーとの重なりは、聴き逃すことは勿体無いことのように思うくらいだ。丁寧に一曲一曲、最後までのんびりとしていながら全力投球でライブは続いていった。彼らの「ブラック里帰り」という曲を聞くと、どこにでもある故郷への里帰りなのだけれど、その「どこでもある」ということの嬉しさを感じることができる。シンプルな「生活の柄」が鮮やかに心に染み渡るのである。難しいことはなく、簡潔で、土臭いような汗臭いような…日常の根底にあるものが東京ローカル・ホンクの存在感。来月の音源発売が、実に楽しみになった一日であった。"東京ローカル・ホンク ワンマンライブ~クワイエット・ロックンロール 07~" 東京ローカル・ホンク DJ>増岡謙一郎(ペリカンオーバードライブ) [撮影/藤井美奈、文/高橋亜も] ※CLUB Que WEBSITEすべてのコンテンツに使用されている画像の無断転載は禁止です。
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