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Live Report ライブレポート 2007

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2007.7.17
"CLUB Que 夏ノ陣 2007 RETURN TO NATURAL"
hare-brained unity VS オトナモード


hare-brained unity

オトナモード
恒例「夏ノ陣」5日目は、さながら異種格闘技戦。先攻はhare-brained unity。ド頭のインストから炸裂したhare-brained unityの代名詞、四つ打ちにフロアが踊り出す。キラキラと光を振り撒くギター。ミラーボールがその音を乱反射させながら回る。のみならず、享楽的な音の合間を縫って、凛と射抜く声は切なさをも伝えてくる。MCでは「12月31日に出演させてください」と、突如Queへの愛を告白!? する一幕も。 後攻のオトナモードは、hare-brained unityが残した狂騒の気配を穏やかに塗り変えてゆく。深い響きを湛えた声と、バンドの繊細なアンサンブルが多彩な景色を描き出す。その歌はまるで遠い憧憬を呼び覚ますようで、思わずじっと聴き入る。ツアー中の出来事を語ったMCでは、友人と話しているような親密さも漂う。この日Queで鳴った2つの音楽。それらはとても対照的だけれど、どちらもK点越えの素晴らしさを誇る、勝敗の着かない一夜となった。
[撮影/平沼久奈、文/渡部俊祐]
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