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Live Report ライブレポート 2007

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2007.8.24
"夏のVIVA YOUNG! 3DAYS ~振り向けば10年。今年もガチで。~"
ALOHA/おとぎ話/ビイドロ/PLATON


ALOHA

おとぎ話

ビイドロ

PLATON
もはや10年目を迎える老舗イベント「VIVA YOUNG!」3days初日、トップバッターを飾るはALOHA。キラキラした太陽の日差しが飛び込んでくるかのような「SOUNDPARK」や、サンプラーが曲に色を添える「SLEEPER」など、多様な音楽性と軽快で小気味の良い声は夏にピッタリだ。2番手は爆音で登場したビイドロ、飄々とした空気を醸し出したかと思えば、時空がグニャリと曲る瞬間がふとやってくる。この歪んだ不協和音が不思議と気持ち良いのは、ビイドロの軸がしっかりとしたものだからだろう。今日のメンツではひと際、いぶし銀的なビイドロの空気にしびれる。「TOKYO!PLATON!」という掛け声とともにスタートしたPLATON。Vo.東のポリープ手術後、ライブは数える程しか行っていない筈だが、何かが弾けたように力を増した声に驚く。消え入りそうなイメージはもう無い。ソーダが弾ける瞬間を表したかのような夏のキラーチューン「炭酸少年」は色褪せた思い出を再び彩ってくれる名曲。トリはヤング度で言うと一番であった「おとぎ話」。「クラッシュ」からの弾けっぷりがまた最高にして最強に面白い。何かを表現したくてステージ上でのた打ち回る彼らの初期衝動のようなライブは、言うならば「元気一杯」である。この青臭さがふわっと香る「ダサ」イズムも人を惹き付ける所以であろう。おとぎ話を語るかのように会場を座らせて、「お座りスタイル」でアンコールを2曲。夏の終わりに蝉が鳴かなくなる切なさが来る前に、暑い太陽の下で思いっきり遊んだ夏休みのような1日だったな。
[撮影/鈴木恵、文/高橋亜も]
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