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Live Report ライブレポート 2007

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2007.9.26
"CLUB Que 13th Anniversary ~club Queen and king 13th joker~"
"NONA REEVES LIVE MADNONA ~FIRST MAD~"
NONA REEVES
opening act>踊り場ソウル


踊り場ソウル

NONA REEVES
NONA REEVESの郷太氏は「今日はMADな演奏をするから!」と何度か口にしていたが、無知な私は“MAD”の意味すらわかってなかった。帰宅後“MAD”を調べると“狂っていたり、熱中していること”とある。納得!!そんなMADなNONA REEVESは、若手バンドをO.A.に迎え、2日間連続ワンマンへ臨んだのだ。1日目は、バンド名が音そのものを表現している踊り場ソウルがO.A.で登場。ビートに乗った土屋氏の高音ボーカルは、心地良過ぎるほどに爽快。プロデューサーNONA REEVESの郷太氏との共作という、「PartyNightは終わらない」も披露され、NONA REEVESへの敬愛の念が伺えた。ラストの“ゴーストタウン”は音楽への愛に満ち溢れており、たった4曲だったが、彼らは存在感のあるライブを魅せつけたのだ。そして、“REVOLUTION”よりライブスタートさせたのは、本日の主役=NONA REEVES!Vo.郷太氏が「CLAP YUOR HANDS!」と叫べば手拍子が起こり、会場の熱は急上昇。歌とギターの掛合いが絶妙な“I WANT U BACK”、4つ打ちのビートに踊らされる“GET AWAY”など、体が自然にリズムを刻んでしまう。中盤の“欲望”では、艶っぽいギターとビブラートの聞いた美声で、男心をたっぷり聞かせてくれた。これも彼らの確かな一面なのだなぁ。NONA色たっぷりのプリンスのカバーだったり、“狛犬の詩”ではDr.小松氏がVo.をとったり、お楽しみも要素も盛り込んで、魅せ方を変えて楽しませてくれた。本編ラストの“NARCISSUS”も、アンコールの“NEW SOUL”も、NONAマジックにかかったように、会場中で大合唱が起こった。NONAの“MAD”な気持ちが伝わった証拠なんだろう。緩やかに音の方向をカーブさせつつも、NONAの底にあるのはやっぱり踊れるビートで、魅せ方への意識の高い、最高のエンターテイメントバンドなんだと実感した。翌日の“LAST MAD”は、きっと更に“MAD”な日だったに違いない。最高にHAPPYだったぜ、NONA REEVES!
[撮影/鈴木恵、文/だるまっち]
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