2007.10.4
開演前から鳴り止まない歓声。びっしりと隙間なく埋まったQueは期待で充満していた。「CLUB Que OR DIE!!!」そんなシャウトで尋常ならざるテンションを表明したのはPOLYSICS。ハヤシは登場したその瞬間からウオームアップもなしに、沸点を超えていた。踊るポンポン、ロボットダンス、そんな諸々を交えながら矢継ぎ早に繰り出される楽曲。シンセとギターの絡みは予測不可能な展開を見せる。しかし、オーディエンスはそれに振り切られることなく追随し、場内のテンションは際限なく上昇していく。ロックバンドとしてはあまりに裏業ばかりだけれど、その楽しさには文句のつけようもない。POLYSICSが熱気を極限まで上げ切ったところで、バトンはGO!GO!7188へ。強く刻むビートの上に、艶のあるヴォーカルが乗り、ロックがオーディエンスを転がしてゆく。スピーカーに登り、ソロを魅せつけるユウとアッコ。「酸素薄くて笑ってしまう」とMCをするほどにQueを燃焼させ、ラストは「ドタン場でキャンセル」でしっとりと結ぶ。アンコールではPOLYSICSを呼ぶ「トイス」とGO!GO!7188を呼ぶ「ブサイク」コールが入り混じる。そんな2バンド分の期待を笑顔で受け止め、GO!GO!7188が披露したのは「真夏のダンスホール」。近づき始めた秋の気配を吹っ飛ばし、爽快な夏の暑さをもたらして熱い夜を締めくくった。"CLUB Que 13th Anniversary ~club Queen and king 13th joker~" GO!GO!7188/POLYSICS
[撮影/小川舞、文/渡部俊祐] ※CLUB Que WEBSITEすべてのコンテンツに使用されている画像の無断転載は禁止です。
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