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2007.12.28
この日集った3バンドには共通点があった。メンバーに女性が1人いることと、それぞれ実に真っ直ぐな音を出すバンドだということ。個性はもちろん違うのだが、変にひねらない潔さが共通している。それがイヴェントの統一感になっていて、よい感じ。トップバッターのVELTPUNCHは、激しいサウンドに不思議な透明感のあるヴォーカル＋シャウト系コーラスのミスマッチが心地よいポップ感を生み出している。クールなバンドかと思いきや、突然、織田裕二のモノマネが飛び出すあたり、あなどれない…と思う。つばきの圧倒的な存在感と、攻撃的な演奏の中に見える前向きな匂いはもはや説明は不要だろう。3月にはニューアルバムが出るという絶好調の彼ら。短い時間で会場内の熱を一気に押し上げていった。そして最後は主催者UNDER THE COUNTER。SEとお客さんの手拍子にのってメンバーがステージに現れ、最初の音を出すと、前2バンドと同じ真っ直ぐさと、彼らだからこそ出せる音楽が一直線に伝わってきた。ステージのヴォルテージが上がるのにあわせて、フロア中の腕がぐわっと上がる一体感。さすがは今日の主役。でたらめにいい表情でライヴをやるメンバーはもちろん、Tシャツ＆首にタオルという臨戦態勢で飛び跳ねるファンも、普通の格好の人も、全員で今年最後の”INO SHIKA CHOU!!”を楽しんでいた。
"UNDER THE COUNTER PRESENTS「INO SHIKA CHOU!!!」" UNDER THE COUNTER GUEST＞VELTPUNCH／つばき
［撮影／rei、文／輪千希美］ ※CLUB Que WEBSITEすべてのコンテンツに使用されている画像の無断転載は禁止です。
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