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Live Report ライブレポート 2008

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2008.1.18
"「ALL THAT'S FURS」 ~FURS ONEMAN LIVE~"
FURS


先ごろ、コレクターズ加藤さん主催のレーベル「ミステリーサークルズ」より「Beat It Furs」をリリースした『FURS』。
思えば、FURSは新作を発表する度に、次のステップへ次元へと進んでいたような気がしないでも無いが、今回の作品は、もっとそれが色濃く出て、確固たる彼らの位置づけ・名刺になるものになった。この作品を通して、新たに出会った人達からたくさんの影響を受けて、元々備わっているビート感を更に増し、常套句では無く、「唯一無二」のバンドになっていってくれるんじゃないかと期待したりする。
今晩は、そんなFURSのワンマンライブ。ワンマン・・・?「ワンマン今までやったことあるんですか?」。いつも精力的なメンバーの持ち込む自主企画イベントが目立つからか、意外な感じ。しかも、ワンマン後のオールナイトイベントにも出演とあって、Que滞在時間の記録更新は確実だ(と思う)。そんなこんなで、これから始まることに期待で胸いっぱいのお客さん達が見守る中、いつものSEが流れる。前作より「Travelin’Man」からスタート。浮遊感あって良いですね、この曲。音源になっていない曲や、今新作に含まれた曲、結果「Beat It Furs」には入らなかったけど、ライブでお目見えする曲など、言葉通り新旧織り交ぜられている。曲もそうだけど、FURSライブで面白いのは何気にMCだと思うんですが・・・。Voナオさんの独走というか、独創というか、大体、女性の声援に対して「茶色い声」って、どんな??わからん。しかも、最近「超~」が流行っているらしいですが、GtキングさんとBaマティさんの両方から「今頃なの?!」的な突っ込みが。お客さん達はさすがに慣れているのか、母のようなあったかい目で見守っていたなぁ・・・。さて、そんなほのぼのしたMCを間に挟みつつ、本編17曲を「ハイウェイ」まで駆け抜け、アンコールも3曲演奏、お馴染み「ヴァニシングポイント」で終了。「時計」とか初めて聞いたけど、ジーンと来る隠れた名曲です。ライブに来ないと聴けません。来てね。アンコール前には、最近では恒例のGtキングさんによる、歴史小話が繰り広げられた。(本当に詳しい人だ。)
*Gtキングさんは、この後のオールナイトイベントでも一番、大騒ぎだった。バンドの軸が出来たからこそ、幾つもある引き出しから、変化自在なところを魅せるFURS。これから、どんな方向に行ってどんなバンドになっていくのか観ているのも、楽しい気分にさせてくれる。
[撮影/CLUB Que、文/藤井美奈]
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