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2008.3.7
超満員会場からは、リスナーの期待感がひしひしと伝わって来る。それもそのはず、今回のハインラインナイトの出演者は、3者とも今話題沸騰中！まずは、名古屋在住のOGRE YOU ASSHOLE。とにかく 最近は各地で賞賛の声を耳にする。でも、噂だけじゃなかった！一曲目の「辺りはここ」のイントロが鳴った瞬間から、釘付けに。日本のバンドでなかなかこんな音楽をやっているバンドはいないのでは。ハイトーンで哀愁ただよう歌声も強いのだけれど、なによりちょっと変態っぽいギターのリフが強くて、二つが絡み合い、中毒性を生み出している。最後までセーターを脱がずに演奏すると言っていたボーカル出戸氏。最後の曲を演奏した後に、やっと脱げるという感じでセーターを脱いでいて、なんとも可愛いらしかった(笑)。客席から笑いがこぼれる。次に登場したのは、福岡出身の3ピースバンド、People In The Box。 若さ溢れる澄んだイメージの中にも鋭利さも持ち合わせていて、シンプルでサラリと流れていきそうなのに頭に残る。OGREもそうだけれど、どこかひっかかる部分があるというか、どこかねじれているというか。そんなところが現代の若者のおりなす音楽という感じがする。トリを飾ったのは、こちらも名古屋から、24-two four-。これまでの雰囲気とは打って変わって、会場をハッピーでピースフルに！「ここにいるみなさんに贈ります！」と言って「素敵なミュージック素敵なライフワーク」を演奏。24-two four-を聴いているだけで自然と幸せな気分になっていくのだから不思議。素敵なミュージックをありがとう！とこちらから言いたくなっちゃうくらい。アンコールにもこたえてくれ、「空を眺めるんだ」で本日のイベントは幕を閉じた。とにかく若くて勢いのあるバンドのパワーを吸収した日であった。きっと今日出演した3バンドがこれから日本のインディーズシーンを盛り上げていってくれることでしょう！
[文/長谷川彩子、撮影/CLUB Que]
"HIGH LINE NIGHT vol.2008" OGRE YOU ASSHOLE／People In The Box／24-two four-
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