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Live Report ライブレポート 2008

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2008.3.23
"The Magnificent Three seen2"
THE PRIVATES/HARISS/UNDER THE COUNTER


THE PRIVATES

HARISS

UNDER THE COUNTER
ロックンロールは少しずつ変化しながらも、普遍的なものを確立した2000年代。だからもう旧いも新しいもない中で、オールディーズ、ロカビリーからグラムロックやパブロック、そしてパンク、ニューウェイヴも含めて、ひとつのステージの中に凝縮されたとしても演者が相応だったら違和感のない時代になった気がするね。今日はそれを象徴するかのような組みあわせ。323サンデー。ゴロもいいし浮かれる気分で会場入り。まずはタイガーホールの石川健一がDJ。特に告知がなかったのでビックリしつつも、さすがの選曲はベストロックDJ間違いなし。UNDER THE COUNTERが出てくると一気に雰囲気が変わりVo.関谷のカリスマじみた佇まいにどんどん引き込まれていった。8ビートを基調にしているけど、80S以降のそれなので、隙間なく並べられた音の中で揺れ動く。前に観たときよりDrが気持ちよくなっていた。とにかく関谷の世界観は日本人離れしてて、ジャンルとかを超えた魅力に溢れていた。そして注目のHARISSはウッドベースが起用されているのでロカビリーテイストなのかなと思ったら、ピュアにロックでした。正直今まで見た事のないタイプだからなんと表現していいか分からないけど、メロディーはポップだし2本のギターの絡みが最高で、最近同じコードストロークの垂れ流し奏法が多い中で、ホンモノーと叫びたくなるようなアレンジは大発見でした。本物といえばもう天下のプライヴェーツ兄さん達。疾走感も刺激も安心感も全部兼ね備えていて、得したって言うか気が付いたら無我夢中。やっぱりイイなあ。結構前からプライヴェーツを観てたけど、今が一番好きかも。変らないってだけでも凄いの、より良くなっていくなんて…。しかし本当のロックって何千人ものなかでは、味わえない気がするんだよね。リアルな規模ってあって、それが丁度CLUB Queくらいのライブハウスなんだろうなって思う一日でした。 [文/秋田川龍介、撮影/rei]
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