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Live Report ライブレポート 2008

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2008.3.31
"ウラニーノ結成7周年記念ライブ ~Queまでそして明日から~"
ウラニーノ/talk to me/ししとう


ウラニーノ

talk to me

ししとう
ウラニーノ7周年記念。壁には彼らの撮影風景やライブの写真が展示されていて、開演前から来場者を楽しませていた。まずはししとうの登場。ウラニーノ・ピストンの前説では「しゃかりきな彼ら」と紹介されていたが、まさにその通り!全身でパフォーマンスを繰り広げる斉藤ゆうすけ(Vo)の一挙一動からはバイタリティーが脈々と伝わってきて、心と身体を熱くする。フロア参加型の振り付け講習では特別講師としてピストンを招いたり(笑)、ウラニーノの「ぼくのロケット」のカヴァーを披露したり、7周年のウラニーノをクローズアップしながら自分達のアピールもバッチリ。続いて山田ススム(Dr)の「welcome to talk to me show!」の掛け声(これが格別にカッコイイ)で幕を開けたtalk to meのアクトは終始迫力に満ちていた。確立されている4人の個性は、バラバラなようでいて凄まじい一体感を生み出す。そして連鎖的に「俺らが楽しければフロアも楽しいぞ」みたいな会場全体の一体感を生む。久しぶりの曲や新曲を散りばめ、ロック・エンターティナーであることを見せつけてくれた。最後は本日主役のウラニーノ。GTOの主題歌と共にピストンが登場し爆笑を誘っておきながら、演奏中はシリアスな雰囲気。しっとりと切ない歌声が繊細なメロディに乗っかると、自ずと曲の世界に引き込まれる。すっかり自分の学生時代の光景がフラッシュバックし涙腺が緩みっぱなしで、アンコールの「大学生の悲鳴」では感応がピークに達した。7年前の3月31日が初ライブだというが、大人になってからの7年間というのは様々な苦悩や葛藤が伴うだろう。そんな暗闇の中でも最終的に「楽しかったな」と過去を振り返ることができれば万々歳だと思う。山岸(Vo)の「流されない強さを。流される柔軟さを。」という言葉が心に染みた夜だった。 [文/工藤涼子、撮影/小川舞]
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