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Live Report ライブレポート 2008

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2008.6.3
"Nagasa・Oneman:Re"
長澤知之


長澤知之
久しぶりの長澤さんのライブに、会場は満員御礼。待ってたんですよーと、みんな嬉しそうな表情で開演を待つ。そのスタート曲はアルバム『PAPER STAR』から「左巻きのゼンマイ」だった。今回はバンド編成でのライブ。耳に残るハイトーンボイスが相変わらず印象的で、心をぐっと掴むパワーがある。そして、彼の詩の世界にある日常は、いとおしいような感覚を覚えさせる。新曲を織り交ぜほとんどMC無しで、この日を待っていたお客さん達に曲で応える。途中、バンドメンバーが抜けて数曲披露。新作が出る度に新たな面を打ち出していて、ロック色もかなり濃くなっているが、元々の穏やかで優しいメロディは長澤さんの曲の魅力の大きなところ。今日は万遍無く聴かせてくれている。長澤さん自身もライブが楽しくて仕方無い感じが溢れているし、それを支えるバンドメンバーや、スタッフ、お客さん達の暖かさが、会場全体を包んでいた。アルバム『P.S.S.O.S.』から「P.S.S.O.S.」を披露して本編は終了。アンコールを2回、全20曲を満身創痍で届けてくれた。思わず「ありがとう」と思う。長澤さんのこれからに対する決意や熱意が感じられる熱いライブでもあり、そこにいた人達と新たな絆を感じられるライブだった。
[文/撮影、藤井美奈]
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