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Live Report ライブレポート 2008

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2008.6.8
"振袖空中分解 其の十一"
フーバーオーバー/FREENOTE/トキメキ泥棒/POP CHOCOLAT


フーバーオーバー

FREENOTE

トキメキ泥棒

POP CHOCOLAT
フーバーオーバーのイベント「振袖空中分解」も11回目。この日集ったのは、いずれもキュートな女性ボーカルのバンドたちだ。先陣を切ったのはPOP CHOCOLAT。可憐なたたずまいとは裏腹なオルタナサウンドを繰り出す。リードボーカルとコーラスが次々入れ替わるその歌は、うっとりするほど心地いい。タフな轟音と、はんなりボーカルのミスマッチがキラキラした魅力を放っていた。ステージが転換されると、その中央には何故か植物。それを囲んでトキメキ泥棒が登場。シンプルな音像が醸す独特の空気感に、Queがゆるゆると揺れる。「一人の夜はないよ」と朗らかにと歌い、同じメロディでベーシストも「もう一度生まれ変わりたいぜー」と独唱。陽性なその歌は、トキメキと一緒に笑いまでさらっていった。3番手はFREENOTE。羽を広げた爽快なバンドサウンドが旋回すると歓声が上がる。秦の表現力豊かなボーカル「ウォークメン」では、力強くも切ないドラマを描き、グッと心の奥のほうにある感情を捕まえてくる。そして、ラストはフーバーオーバー。紅一点のボーカル正美は、艶やかな黒い和服姿だ。ポップを凝縮した疾走系のナンバーを畳み掛けるとフロアはすぐに着火。歌の早口とは対照的な、のんびりした脱力MCも挟みつつ、歓喜溢れる時間はあっという間に過ぎてゆく。アンコールでは必殺の「コレクション」。キャッチーなそのタイトルのフレーズはいつまでも耳に残り、笑顔弾ける大団円を導いた。
[文/渡部俊祐、撮影/おれんじぱんだ]
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