2008.7.15
夏ノ陣VS SERIES 2日目はおとぎ話企画「扉を開ける。Vol.1」。第1話の主人公はサポートにKey、Drを迎えた4人編成のアナログフィッシュ。佐々木(b/vo)のド魂と下岡(g/vo)の憂うつ色彩そのままのポエジーが同じ時、同じステージで絡み合うその様が心地いい。「希望がないことに希望があった」と歌う『Sayonara 90's』が差し出す今の「光」の温かさに胸が一杯になる。そして第2話の主人公、おとぎ話が「いぇ~い」と登場。『KIDS』や『BOYS DON'T CRY』といった馴染みの曲がより逞しく、生々しさを増していることにまず驚く。それからファルセットを多用した新曲、『俺達に明日は無い』。これはおとぎ話の新章と呼んでもいいんじゃないかと思う。アンコールでは渾身の『パレード』を披露。おとぎ話は時にへろへろになりながらもその心と「うた」でこれからも、どかどか進んでいくのだろう。更なるアンコールを求める会場の手拍子こそが、そんな彼らの頼もしさを正に物語っていた。"「CLUB Que 夏ノ陣 2008 RETURN TO NATURAL」 ~VS SERIES~ " おとぎ話 VS アナログフィッシュ
[文/ドン町子、撮影/鈴木恵] ※CLUB Que WEBSITEすべてのコンテンツに使用されている画像の無断転載は禁止です。
|
||