|
2008.7.22
「押すんじゃねえよ、バカ野郎」スネオヘアーの第一声に、ギュウギュウ詰めの会場が笑いを上げる。「暑くてやる気がしない」だとか、絶え間なく繰り出される愛すべき悪態。溢れる笑いを照れ隠しに、真摯な歌が挟み込まれる。伝えたいことなんてないと前置きして歌った『言いたいことはいつも』は、ひねたことしか話さない彼の真意を伝えてくれた。続くHARCOはピアノトリオで登場。軽やかなポップソングがCLUB Queを揺らす。『プール』『夏のヒーロー』など季節を意識した選曲は、暑さよりも爽やかさを感じさせてくれる。即興で文房具を鳴らして作るブンボウグルーヴなど遊び心も忘れない。アンコールではスネオヘアーとHARCOが共演。KANの『まゆみ』をカバーしつつ、お互いへの憧れとダメ出しで、和みのひとときを演出する。ラストはHARCOが『世界でいちばん頑張ってる君に』を披露。優しく背中に手を添えて送り出してくれるような温かな気持ちを受け取ることができた。"「CLUB Que 夏ノ陣 2008 RETURN TO NATURAL」 ～VS SERIES～ " HARCO VS スネオヘアー
[文/渡辺俊祐、撮影/北田真智子] ※CLUB Que WEBSITEすべてのコンテンツに使用されている画像の無断転載は禁止です。
|
||
