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2008.7.23
夏ノ陣VS SERIESも終盤戦に突入したこの日は3ピース対決。ドラム、ベース、ギターというシンプルな編成だからこそ、バンドの色がはっきり出る興味深い組み合わせだ。N.G.THREEは、からっと晴れた夏空のような軽快さで先陣を切った。新井仁の声質とキャラクターの所為なのか、ガツッとした曲調でも、繊細に、そしてちょっとおしゃれに聞こえるのがおもしろい。その対極をいくようだったのがRadio Caroline。音でかっ! いや、単にでかいのではなく、音圧と存在感が圧倒的なのだ。ステージに3人しかいないことが信じられないほど、すみからすみまでRadio Carolineのロック。パッチのお馴染みの指さしパフォーマンスに、会場を埋めたファンもどんどん熱くなる。この状況を想定してか、強めに効かされていた冷房すら気にならなくなるくらいだった。同じ3ピースでも、まったく違う個性を持つ2バンド。表現方法は違えど、どちらもベテランの域に達してきた、ゆるぎない安定感を感じるライヴに脱帽だった。[文/輪千希美、撮影/吉川亜希]
"「CLUB Que 夏ノ陣 2008 RETURN TO NATURAL」 ～VS SERIES～ " Radio Caroline VS N.G.THREE
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