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Live Report ライブレポート 2008

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2008.9.9
"ライブDVD発売記念 【GHEEE ONE-MAN LIVE】"
GHEEE


GHEEE
5月のツアーファイナル以来、久々のワンマンを行ったGHEEE。"Reconquista"ツアーの様子を収めたDVDの発売に加え、2007年9月9日の初ワンマンからちょうど1年ということで、ちょっとした記念日的なライヴになった。思い返せば、1年前は曲数もぎりぎりで、短い時間の中で表現するGHEEE、といった内容だった。そこからセカンドアルバムを作り、長いツアーを回って、余裕をもって自分達を表現できるバンドになった。そこまでがGHEEEの第一章ならば、このワンマンは第二章のスタートだ。いきなりマイクスタンドをなぎ倒す勢いで歌う近藤に、髪を振り乱しながら激しいギターを鳴らす深沼。「DVDの中身と同じことをやってもしかたがないので」とMCで深沼が話したとおり、2008年前半とはセットの流れをがらっと変え、新曲も用意してきた。ここまでで作りあげてきたアイデンティティはそのままに、新しい面も出していきますよ!という心意気が見えるようだ。『大人のどっしりしたロック』を見せた中盤から、後半はもう、点火された花火のごとく次々に爆発を繰り返す。頭で考えるのではなく、体が自然に動いてしまう。むちゃくちゃな手振りを交え、飛び跳ねながら歌う近藤を見ていると、そういうロックな人間の本能のようなものを感じる。そんな様子に触発され、フロアもヒートアップ。最後は予定外のトリプルアンコールまで飛び出し、メンバー、オーディエンスとも笑顔でライヴを締めくくった。このバンドはやっぱりカッコいい。久々のワンマン、GHEEE第二章のスタートは、そう再認識するに十分なステージだった。 [文、撮影/輪千希美]
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