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Live Report ライブレポート 2008

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2008.10.29
"HARISS presents 「POP SAVE US vol.10」"
HARISS/フラワーカンパニーズ/THE BAWDIES
DJ> 片平実(Getting Better)


HARISS

フラワーカンパニーズ

THE BAWDIES
久々に開催されたHARISS主催のイベント、「POP SAVE US」。久々なうえに記念すべき第10回ということで、対バンも素敵な顔触れが揃った。今、ノリにのっているTHE BAWDIESと、10数年間ノリにノリっぱなしのフラワーカンパニーズだ。トップを飾るのは若武者THE BAWDIES。後で出たフラカンの圭介さんが「外タレじゃん!」といっていたのがぴったりの表現で、見た目も音も現代のビートルズ日本版という感じ。キュートなルックスに女の子たちがキャーキャーいっちゃうあたりもまさしくそれ。HARISS先輩もうかうかしていられないキラキラ感だった。続いて登場のフラワーカンパニーズはキラキラというよりギラギラか!? 1曲目からフルパワーで飛ばしてくる。この人たちが凄いのは、いつ、どこで観ても自分達の音楽をやっていること。自虐的なMCで笑わせた後に、まっすぐな歌詞で胸を衝く。笑えるのに涙もでるライヴをやる。毎回ここまでぶれのないものを見せつけられると、頭で考えずに彼らの世界に入っていける。"真冬の盆踊り"では、会場中が煽られたわけでもなく、ごく自然に「よっさほい、よっさほい……」と歌っていた。前2バンドにすごいライヴを見せられて、主催者HARISSも力が入る。久しぶりに聴く曲も最近の定番曲も、新曲も交えて一気に突き進む。その姿は、このバンドが始まったときの初期衝動を、ここでとり戻そうとしているように見えた。予定外のWアンコールは全力の"Love Save Us"。やはりポップ・セイヴ・アスというイベント、そしてこの言葉はHARISSの原点なのだ。ファースト・アルバム『Pop Save Us』の1曲目に収録されているこの曲を聞きながら、そう実感した。[文/輪千希美、撮影/おれんじぱんだ]
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