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Live Report ライブレポート 2008

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2008.11.23
"ninohira☆030 5周年記念 「にぃのひら」"
tobaccojuice/リトルキヨシトミニマム!gnk!/Peridots


tobaccojuice

リトルキヨシトミニマム!gnk!

Peridots
ライブが好きな人なら足を運んだ事があるだろう企画『ninohira』はこの回で30回目、5周年となるそう。そんなスペシャルな夜はCLUB Que店長の二位さんが加わって「にぃのひら」となり、記念すべき日に相応しい素敵な夜となった。 まずトップで現れたのはリトルキヨシトミニマム!gnk!。博多で食べたというラーメンの「生」の話(博多では麺の固さはこれがスタンダードだそう)から、「Folk」へ。"知らなくてもいいとされてることの中に…"この歌声がダイレクトに胸に響く。ドラムとギター、歌というシンプルな編成とは思えないほどの圧倒的なステージ。ハリのあるキヨシに飄々と歌う!gnk!、2人でつくり出すこの不思議な世界はクセになる! ふらりと現れたPeridots、初めはアコースティックでラスト3曲はバンドセット。1曲目「eyes」、跳ね返ってくる残響で鳥肌がぶわーと、聴いているうちに涙が溢れてきた。新曲や「急に石が飛んできて~ラブソディ・フォールズ~罪」というファンには堪らないナンバーまで、1曲1曲を噛み締めながら聴く。心の中にするりと入り込んでくる彼の歌声は、簡単には形容しがたい。それくらいとても贅沢な時間だった。 ラストはtobaccojuice。1曲目の「虹の降りる街」から、「moon river」や「danny boy」のカバーへ続く。なんでしょう?この会場に溢れるワクワク感は。音や歌声がクルクルと渦巻いて踊っているのが見えるかのよう。聴いているとなんだかハッピーになってくる新曲から、「幻メルヘンシティー」では会場もふわふわっと揺れている。アンコールの「ガーベラ」まで終始顔が緩みっぱなしのこの感じ、tobaccojuiceならでは! 個々の持つ色は違っても人を魅了する力を持っているバンドたちが集まったこの記念イベント、"熱狂的"という訳ではないけれど静かに興奮していた。"仕事終わりに見に行ってリフレッシュできる場"というのがイベントのコンセプトなのだそうだけど、そう、自然とそういう気持ちになる。心から音楽を楽しめるこういうイベント、これからも続いて欲しい。
[文/高橋亜も、撮影/市川絢子]
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