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2008.12.3
ニュー・シングル『希望』リリース記念の3デイズ・ライヴ。初日の今回は"物語の終わりに"編というサブタイトルだ。会場内は男女比半々といったところだろうか。会社帰りのサラリーマンのような風貌の男性もいて、彼らが幅広い層からの支持を得ていることが窺える。序盤では『希望』『列車』といった曲を披露し、熱くも優しい空気を送り込む。激情的なのに温かい、男くさいのに柔らかい、こういった本来乖離するであろう要素がうまく融合されているのが、LOST IN TIMEというバンドの魅力である。中盤では海北(Vo.Ba)がピアノの前に座り、『シャボン玉』『あなたは生きている』を演奏。彼自身も「今日のセットリストは100点！」というように、繰り広げる曲のひとつひとつに心酔できるような構成であった。サポートギターの三井(The Youth)のCDリリースを宣伝するなど、周囲への感謝と気配りにも溢れ、こうしたMCに彼らの人柄が表れていた。アンコールは2回。１度目は『ヒカリ』『手紙』、２度目は『トライアングル』である。観客の気持ちに呼応するように、彼らは全力かつ楽しみながらライブをしていた。海北は言う。「同じような毎日で、自分は何も変わっていないように思える。でも実はちょっとずつ成長している。」と。「物語の終わり」は、そんな風に成長を模索している人の「第2編の始まり」になるのかもしれない。"LOST IN TIME レコ発3DAYS -毎週水曜Queチャンネル- 「物語の終わりに編」" LOST IN TIME
[文/工藤涼子、撮影/中村美鶴] ※CLUB Que WEBSITEすべてのコンテンツに使用されている画像の無断転載は禁止です。
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