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Live Report ライブレポート 2008

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2008.12.4
"PaperBagLunchbox presents 「メロウゴーラウンド vol.4 ~結成8年初の独演会~」"
PaperBagLunchbox
opening act> michica4



結成8年のPaperBagLunchBox初ワンマンライブの本日、沢山の人が集まった会場ではmichica4が会場を温めスタートを待つ。30分ほどしたところで4人が登場し、「夜明け」で静かにしっかりと走り出す。「今日はちょっと長いけれど楽しんで帰ってください」と曲中で挨拶があった後は、息つく暇もないほど攻撃的な音の洪水。吹き荒れる轟音は柔らかで透き通るようなvo.中野の歌声をともすればかき消してしまうのではないか?と思うくらいなのだが、逆により一層引き立たせているから不思議だ。結成8年目のバンドの持つ絶妙なバランス故なのだろうか。中盤は少し空気が変わり、緩やかな展開に。アグレッシブな演奏を経て脳内アドレナリンを放出させた後にゆらゆらと聴くこの歌声はある意味反則である。特に「ティ コ」の切なさには本気で胸が締め付けられた。加速したり緩急したりのライブはあっという間。合間合間にDr.伊藤愛による「今日の意気込み」や"「スピッツのカバーバンドがやりたかった」というバンドの結成秘話"などの脱力的なMCが挟まれ、力いっぱいドラムを叩く姿とのんびりした話し方のギャップにも和まされた。アンコールではvo.中野がハンドマイクで登場。フロアを確かめながら自由にひらひらと歌う姿がとても印象的であった。新旧の曲にアレンジを織り交ぜ披露されたこの日、バンドの新たな一歩を自らが祝福しているかのようでもあった。自信に満ち溢れたバンドのチームワークに、きっと多くの観客がこれからの彼らへの期待を高めたことだろう。[文/高橋亜も、撮影/松本順子]
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