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Live Report ライブレポート 2009

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2009.1.15
"SCOOBIE DO vs アナログフィッシュ"
SCOOBIE DO/アナログフィッシュ


SCOOBIE DO

アナログフィッシュ
「楽しんでいってくれよおおおーっ!」と佐々木が連呼。観客がボルテージを上げる中、ブイブイと鳴るベースから練り上げられたアンサンブルは、下岡の歌を合図に「Hello」へと変わる。アナログフィッシュ、09年最初の交信開始だ。ボリュームのでかいギター、でかいベース、でかい声。すべての音の鳴りが気持ちいい。好対照なボーカルのバランスも絶妙で「PARADOX」の熱演には、自然と拍手も巻き起こる。スクラムを組んだバンドの「アンセム」は、エネルギーの放射が目に見えるようでファンタスティック! 今年、結成10周年を迎える彼ら。なのに「まだ何をするか決めていない」なんてゆるいMCも。だけど、そんな言葉とは裏腹に、どこへでも、どんな風にも転がってゆける準備万端の自信が感じられるアクトだった。「We are SCOOBIE DO!!」モッズの男たちの登場は、それだけで場内に歓喜の渦を巻き起こしてしまう。にも関わらず、コヤマは全力で煽り続けるから嬉しくてたまったもんじゃない。ファンキーな横ノリのグルーヴはのっけからノンストップ。「トラウマティック・ガール」など、次々に繰り出される曲が観客のリミッターを外してゆく。歌い、踊り、タオルをブン回し、跳ぶ。その光景はまさにバカ騒ぎ。「俺たちと一緒に人間辞めてくれ」「ルールはひとつ、俺とお前とソウルだけ」コヤマ節も舌好調だ。死力を尽くしたつもりでも、アンコールになればまた、バンドと観客がお互いのスタミナを無尽蔵に増幅させる。まさに相思相愛の関係が成せるわざだ。最後は「Funk-a-lismo!」と唱和。不況の空気なんてどこ吹く風、Queは年初から景気がいいや。
[文/渡部俊祐、撮影/rei]
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