CLUB Que WEBSITE

Live Report ライブレポート 2009

« Back


2009.1.18
"ファンタスティッQue-2009"
THE COLLECTORS




"ファンタスティQue-2009"ザ・コレクターズ、ワンマン2デイズ。まさにファンタスティック! な週末の二日目は、まさかの16時開場、17時開演と異例の早さでのスタートだった。にもかかわらず、場内はぎゅうづめ。ステージとフロアから沸き上がる熱気で真冬なのに途端に汗が噴き出してくる。実はスタート時間にまんまとだまされ、途中参戦したのだが、どこから切ってもコレクターズはコレクターズだった。目にした瞬間から安心してライヴの流れに身を預けることができる。このどっしりした安心感も、MCの後「体冷えちゃったから"Too Much Romantic!"やらない? (by古市コータロー)」と思いつきのセットリスト変更にさらっと対応できてしまうのも、いつまでも変わらない甘い歌とステージングで全観客を魅了できるのも、22年間ロックし続けてきた人たちだからこそだ。だって、ピンク地に白い水玉、胸元はフリルのシャツで、投げキッスが様になるこの歳の人ってその辺にいますか!? ファン・サービスとばかりに、客席に身を投げるようにしてギターをかき鳴らす古市コータローもしかり。これは、自分達がやってきたこと、やっていることに絶対の自信を持っているから出せるカッコよさなのだ。ラストにかけては"世界を止めて"、"恋はヒートウェイヴ"、"僕はコレクター"、"僕の時計機械"と往年の名曲をこれでもか! とばかりに揃えてきた。しっかりとしたコンセプトのあるバンドの音楽には、不変の安定感と走り続ける新鮮さがある。『今の僕にできるのは 自分の未来を変えることだけさ』。これからもザ・コレクターズは変わらない軸を持ちながら、新しい音を歌い続けていくのだろう。[文/輪千希美、撮影/サヤカ]
※CLUB Que WEBSITEすべてのコンテンツに使用されている画像の無断転載は禁止です。

MENU

WWW このサイト内
Copyright © CLUB Que SHIMOKITAZAWA All rights reserved.