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Live Report ライブレポート 2009

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2009.2.6
"ピラニアンズ ワンマンライブ"
ピラニアンズ[ピアニカ前田(pianica)/塚本功(g)/長山雄治(wb)/坂田学(dr)]
DJ> 福島康之(バンバンバザール)

とにかくただ単純に「もの凄い楽しかった!」とつい口走ってしまいそうなそんなワンマンライブだった。あのほど良い緊張感と脱力感、なかなか得られるもんじゃありませんよ! 開演までDJを担当した、バンバンバザール・福島さんの紹介でライブがスタート!ピアニカ前田さんが陽気に歌う姿に見とれつつも、塚本さんのうねるギターに目移りし、暴走電車のようなドラム・坂田さんにも釘付けになり、その全体の秘孔をつくかのような長山さんのウッドベースにしてやられる。なんでしょう?このバンドの息の絶妙さ。パリの小さな小道をスキップで歩きたくなるようなそんな曲から、どこか遠い国の王様の一日を想像してしまいそうな新曲までの約1時間半、ピラニアンズの温かな音楽に会場もスウィング!スウィング!そして合間合間に聞くことができる、前田さんのエスプリの効いたジョーク的な面白すぎるMCにもスウィング!例えば「セックスアピールなしって感じでとオーダーして髪の毛を切る話(後に嘘と自白)」だったり、塚本さんに対して「チェ・ゲバラ」ならぬ「チェ・ツカモト」と振る話だったり、音楽同様にフリーダムで笑わずにはいられないのだ。ラスト2曲の「サボテンマン」では会場中がクラップの嵐の中、前田さん作の起き上がりこぼしが配られ、本編ラストの「サンバNo.7」ではメンバーソロもあり会場大盛り上がり。大団円で幕を閉じ、アンコールを2曲。お年玉付き年賀状をDMとしてお知らせされたこのワンマンは前田さん曰く「たった2500円の円高還元セール!」のはずなのに、更におつりがきちゃった!という小さな幸せも貰った感じ。ホクホクとした気持ちは暫く抜けそうにありません。
[文/高橋亜も、撮影/サヤカ]
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