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Live Report ライブレポート 2009

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2009.2.26
"Bitter Sweet Soul vol.14"
FURS/GHEEE/The JFK
DJ> オリマコト(THE COLLECTORS)

FURS
GHEEE
The JFK
FURSのメンバーから「平成の226事件」と紹介のあった"Bitter Sweet Soul vol.14。 違うタイプのバンドが3組顔をそろえ、くるくる色の変わる万華鏡のようなイベントになった。トップのThe JFKはCLUB Que初登場。ヴォーカルのいでたちを見るとweezerか青春パンクか、という感じだったが、演奏が始まるとメタルのにおいが! ファンの人たちが出すハンドサインもそっち風。フライングVを立てて弾くパフォーマンスで、初めましての人たちの気持ちもホットにしていた。The JFKの作った赤い空気をクールな青に変えたのはGHEEE。最近の彼らは他者をよせつけない威圧感がある。音の分厚さと存在感は圧倒的。フロア前方に押し寄せたファンは、GHEEEの魔法に魅せられたかのようにじっとステージを見つめていた。終盤、"Can't Hug A Hater""The Last Chord"とハイスピードで駆け抜ける様はもう圧巻。音が鳴りやみ、メンバーがステージから消えた後、夢から覚めた直後のような不思議な空気が会場を覆っていた。主催のFURSがおそろいのストライプのスーツで登場すると、再び違う色がステージから漂ってくる。甘い歌なのに爆音のロックンロールは、ピンクの紙につつまれたビターチョコレート色だ。まさに"Bitter Sweet Soul"。女の子たちのハートをがっちりつかんで、フロアからの黄色い歓声を受けまくる。ライヴが進んで、汗だくになっても"カッコ良さ"を忘れない姿は魅せるバンドマンの鏡だ。この先何年経っても、たとえ太ってもハゲても、彼らにはカッコつけ続けて欲しい。そうすることが似合う数少ないバンドだと思うからだ。
[文/輪千希美、撮影/高田梓]
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