|
2009.3.18
記念すべき夜が、幕を開けた。トップバッターは、ゴリゴリのロックでフロアを沸かせたジン。最初からまるでクライマックスのような力強さとメッセージを叩きつけ続ける彼らは、始終「ありがとう」と繰り返し囁き感謝の気持ちと共に熱演・熱唱。コールアンドレスポンスもガッチリとこなし、何よりも楽しそうな笑顔を見せ続け、新曲「100万回好きだと言って」を含む全8曲を走りきった。続く二番手は北海道は札幌からやってきた、真っ赤なスーツが印象的！THE TON-UP MOTORS。トップバッターのジンからガラリと色を変えたステージと、愉快なその音楽に乗せられて、フロアからは自然と手拍子が聞こえ始めた。ステージからフロアへ、そしてフロアから再びステージへと伝わり広がっていく笑顔がなんとも心地良く、それがまた笑顔へと繋がっていくとてもハッピーなステージに、体もゆらゆらと横ノリ体勢へ。その波は「レッツ横ノリ！」の掛け声と共に広がり、とにかく楽しい、笑顔の絶えないステージを作り上げた。そして本日のトリ、BAZRA。場内が暗くなると同時に殺気にも似た緊張感を漂わせ登場したBAZRAは、この日の締めくくりに相応しい力強く激しい、しかし何処かあたたかい音で会場を満たしてくれた。広がった空気が一点に凝縮され、あわや爆発とまで思えるパワー。くるくると表情を変える殺気を楽しむようなステージに、フロアも手を挙げ声を上げざるを得ない。そんな、奥から滲み出る力を感じさせる空気の中、ラストアンコールの爆発と共にQue&QUIP MAGAZINE 15周年 Pre Event 「QUEIP 1」は幕を閉じた。後に残るのは、ありがとう、おめでとうというあたたかい気持ちと盛り上げてくれた3バンドへの期待ばかりだ。"Que&QUIP MAGAZINE 15周年 Pre Event 「QUEIP 1」" BAZRA／THE TON-UP MOTORS／ジン
[文/中島美咲、撮影/高田梓] ※CLUB Que WEBSITEすべてのコンテンツに使用されている画像の無断転載は禁止です。
|
||||||||||
