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Live Report ライブレポート 2009

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2009.5.4
"MUSIC DAY 2009 in SHIMOKITAZAWA ~POP SAVE US vol.13~"
HARISS/近藤智洋&ザ・バンドファミリア/APPLEDORE

HARISS
近藤智洋&ザ・バンドファミリア
APPLEDORE
今年のMUSIC DAYは『GO! GREEN~10円で地球の明日を変えよう~』というエコ・プロジェクトを同時開催。みんなの意識で地球を救おうという祭りに、ポップは僕らを救うイベントをブッキングするなんて、CLUB Queも粋なことをする。13回目を数えるHARISS・プレゼンツ"POP SAVE US"に参戦するのはAPPLEDOREと近藤智洋&ザ・バンドファミリア。トップのAPPLEDOREは女子ヴォーカルらしく、同性なら「だよね!」と共感できるような歌をうたう。シンプルな3ピースゆえに際立つ、Vo.奈緒美のしなやかかつピリッと辛口なキャラが印象的だった。APPLEDOREの粗削りな勢いから一転、大人の空気でライヴをスタートさせたのは近藤智洋&ザ・バンドファミリア。近藤のMCから始まって"Everyday & Every night"~"静かな世界へ"とじわっと染み込むような演奏を聴かせていく。5人で音を出しているのに、ドラムの音ひとつ、ギターの音色ひとつまでカタチになって見えてくる緻密な音楽。"Your Bike Ride"はいつもよりテンポは落としているのに、グルーヴは上がっていて、フロアもいつもより気持ち良さ気に揺れていた。こういうのせかたもあるんだ…と、その展開力に脱帽だった。ラストはお待ちかね、HARISSの登場だ。最近のHARISSは、なにか振切れた感があって、ただ単純にカッコいい。初っぱなから遠慮なく飛ばしていくメンバーのテンションはハイアベレージをキープ。ステージも、それを見つめるフロアの観客も、みんなキラキラしていた。これがPOP SAVE USというイベントの基になっているのだ。弾けたライヴに救われて、地球を救うための活動に目をむけるようになる。これって、最高の音楽の日なのでは?
[文/輪千希美、撮影/サヤカ]
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